こんにちは。サマリヤ人病院精神科デイケアです。

私たちの精神科デイケアでは、H26年12月からデイナイトケアの女性の方限定でアロマを用いたヘッドマッサージを行っています。足湯から始まり、頭、足、背中のマッサージ。「リラックスタイム」と名付けられたプログラムです。

 

Aさんはプログラムができた当初から定期的に施術を受けられている方です。Aさんはリラックスタイムを受ける事によって、頓服の頭痛薬の量が減ってきました。

 

そんなAさんが先日マッサージを受けられている途中に、ぽろぽろと涙を流されました。穏やかな表情の涙だったので、Aさんからの言葉を静かに待っていると「わかるかい?人生は感謝なんだよ」と笑顔で伝えてきました。

 

「辛いこともあるし、病気もあるし、足も痛い。それにお腹も痛い。」

「でも、感謝が訪れるんだよ。順番だから焦らないでいいんだよ。人生は感謝だから」

 

愛情あふれた声で伝えてきました。

人生が感謝なら、苦しみは感謝のためにあるのかもしれない。

そう考えると、差しのべられた手も素直に心をこめて感謝して受け入れられるかもしれない。

深い苦しみは、いつか、優しさに変って感謝で心が満たされる。

人生は時に苦しい。

その合間に感謝が訪れるのなら、感謝をまつ。

辛くても、悲しくても、感謝をまつ。

きっと、あがいてもどういようもない時がある。

その時は、優しさを感じるための待ち時間。

感謝に執着せず、苦しみに執着せず、なにも変わらないけれど、優しさはきっとすぐそばにある。

1人でいると、思考が内にこもり自分を責める事は誰だってあります。

そんななか、デイケアという場所で仲間と過ごし、感謝を静かに待つことは自分を守るひとつの工夫です。

メンバーさんの詩は悲しみを表現したものもありますが、愛があります。

深い悲しみ、苦しみを乗り越えて、感謝が訪れる。その繰り返しを経験してきたからだと考えさせられました。

「人生は感謝だよ」そんな愛のある言葉を表現し続けられる優しい空間を、精神科デイケアでは提供できるようスタッフ一同、努力してまいります。

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