こんにちは。

サマリヤ人病院、精神科デイケアです。

 

今日は、以前私たち精神科デイケアのメンバーさんが、ある看護学校の学生の方へ「私たちのことを知ってください」と題して綴った思いを紹介させてください。

箇条書きですが、メンバーさん同士で話し合い「分かって欲しい思い」を一生懸命、言葉に表したものです。

 

 

・私たちは、幻聴があります。悪口などマイナス的なことのほかに、励まされることもあります。

・妄想があり、つい人を疑ってしまい、悪く考えてしまいます。そのため、人間関係を築く難しさがあります。

・仕事をしていないことや、金銭がないため、人に嫌われている感じがします。

・薬を飲んでいても、眠りが浅いときや眠れないときがあります。

・薬を飲んでいても、季節によって、環境によって気持ち(症状)に変動があります。

・脳がヒートアップして疲れると、何もかもイヤになってしまいます。

・いつも慣れている環境(場所)から別の環境(場所)にいくと、混乱し、どうしたらいいかわからなくなります。

・今はデイケアに通っていますが、この病気になる前は社会に出て頑張って働いていました。そんな自分をわかってもらいたいです。

・今は、社会との交流がなくて隔絶されている感じがします。

・以前はできていたことが、なぜかできなくなってつらいです。

・病気になってから、時間がうまく過ごせません。

・人気(ひとけ)がないと、辛くなります。だからといって、人が多い場所に行くと、疲れてしまいます。

・一人でいると、考え過ぎてしまいます。考えすぎて疲れやすいです。考える暇がないようにカラオケなどの活動をします。

・タバコを吸うと、鬱になることから逃れられる感じがします。また、喫煙所でのおしゃべりで、気が紛れるので、メンバーの中にはタバコを吸う人が多いです。

・メンバーだけの談話だと少し不安があり、話しているなかで健常者(スタッフ)が一人いるだけでも、安心します。

・病気になることで孤立してしまうところがあるので、デイケアの仲間と触れ合うことで、安心感がでてきます。仲間と話し合っていると、気持ちが安らぎます。

・私たちの仲間は、元気が出ない辛さをわかっているので、とても励まし上手です。

・茶目っ気やユーモアがあり、スタッフも笑わせる事がうまいです。

・良くも悪くも、人の考えに感化(影響)されてしまいます。

・基本的に純粋で癒し系の人が多く、メンバー同士でもスタッフからも「癒される人」といわれる人がいます。

・一見、支離滅裂な話のようにみえますが、ゆっくり聞いてみると会話の中で生活の知恵が豊富にある人もいます。

・病気とは思えないほど、おしゃれで、センスのいい人がたくさんいます。

・結婚している人もいて、子供や孫の面倒もみています。

・私たちの仲間は、誕生日を覚えていたり、飲み物やあめ玉を人にあげたりと、小さな思いやりを示すのが、とても上手です。

・デイケアの活動を通して、落ち込んでいた自分の気持ちがあります(気分が明るくなる)。

 

 

多くの思いが、看護学校の学生の方へ送られました。

秘められていた思いを、学生の方へプレゼント。そのために行われた長い話し合い。思いを言葉に表すことは簡単なことではありません。病気は関係なく、心の声に耳を傾け発することは、少し緊張しますよね。

どうか、この思いが読んで下さったみなさまへ届きますように。